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2015年1月23日 (金)

介護と私

(今回の内容はきれいな話ではないので、ちょっとだけ覚悟してお読みください。)

bud

私は20代だった。

それは突然来た。

同居していたおばあちゃんの身体がいよいよあまり動かなくなってきたある日。

おばあちゃんがトイレの戸をたたいた。

私がトイレの中にいた。そして何度も戸を叩くおばあちゃんにイライラしながらドアを開けた。

間に合わなかった。

でも初めから間に合ってなかった。

トイレまでの廊下に水の混ざったようなうんちが点々と落ちていた。

おばあちゃんに「これ何?」と聞いた。

え?何で?うんち?

何でそんなにすっと、そこにうんちが落ちてるん?

と聞いた。

夏の暑い日だった。夏はめんどくさいからパンツを履いてない、という返答に本当に唖然とした。想像もしなかった。

母はいない。

トイレットペーパーをぐるぐる巻きにして床をふき取った。手にうんちが付いた。私は何度もえずいた。

石鹸で何度洗っても臭いにおいはなかなか落ちなかった。

私は悪態をついた。(おばあちゃんを傷つけたと思う。でも止められなかった。)

それまで、足の不自由なおばあちゃんの手を引いて電車に乗ったり、車いすを押したりはしていたけれど、これが私の初めての介護体験だったのかもしれない。

肉親がどんどん死に近づいていくのを見るのは怖い。先の見えない介護をするのも心が疲弊する。高齢の娘や息子が親を殺してしまうほど、介護に疲れ切ってしまう人がいる。

元々葛藤を持った親子関係だったら、介護なんて穏やかな心では絶対にできない。

死ぬ直前に居た老人施設で、おばあちゃんは「ここの人は優しいから良いわ。」という言葉を繰り返していた。優しそうな20代の男子がおばあちゃんの髪の毛をドライヤーで乾かしてくれているのを見た。そこで働いている人たちの顔を見て、ああ、本当に人として大事にされてるんだな、とほっとした。

老人でも、自分がどんな風に扱われているかはちゃんと肌で感じている。

介護と恋愛 遥洋子著 を読んで色々思った。(所々笑いながら、真剣に読みました。おススメします)

死にゆく人の面倒をみるのは、赤ん坊の面倒を見るのとは意味が違ってくる。いや、本当は同じかもしれない。そして女がやるものとどこかでみなに思われている。でも介護はその人の今までの人生の記憶などが上に乗っかってくる。そして痴呆という変性意識状態、それらに押しつぶされてしまう人が多いように思う。

カウンセリングを多くの人に活用してもらいたいと思っているけれど、恋愛どうするとか仕事どうするとか、結婚どうする、夫婦関係は、嫁姑関係どう?といったことと共に介護どうするということに対しても、自分の心と身体を丈夫にしておくことは凄く大事だと感じる。

良い人になって、気持ち良く介護するためにだけじゃなくて、気持ち良く主張するとか、頑張って断るとか、妥協案を探るとか、色々なことに対処するための心持ちはすごく必要だし、日本の社会としてはどんどん複雑なことが起きているのは無視できない。

結婚するのしないの、とか子供産むの産まないの、といったような単純なオールオアナッシングじゃない。多様に考えたり、多様にサポートするのが大事になってる、と感じる。

私にも怖いものはいっぱいある。でも目を背けてるうちはずっと怖いままということは分かってる。だから勉強してるんですよね。

shine

2月15日~19日まで大阪出張セッションします。2月14・15日は大阪でインテグレイテッド心理学基礎講座&プロセスワーク講座開催します!

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